商店街を歩いていた。昼間なのに人通りが少なく、シャッターが半分閉まった店が目立っていた。八百屋、肉屋、洋品店。どれも懐かしい見た目だった。ふと、角の空き家のような建物に灯りが見えた。中に入ると、そこは雑貨屋だった。棚には日用品ではなく、懐かしい学用品が並んでいた。消しゴム、シャープペン、定規。すべてが小学生の頃に使っていたものだった。店主は見たことのない中年男性で、「昔のものばかり揃えてるんです」と笑顔で言った。レジで何も買わずに出た。商店街に戻ると、さっきより人が増えていた。みんなが何かを探すように歩いていた。 最近、実家の近所の商店街が少しずつ変わっていくのを見ていたから、そういう不安が夢に出たのかもしれない。