古い駅舎が解体されていた。白いシートに覆われた建物の周りを、何度も歩き回っていた。壊される前に中を見ておきたいと思ったのに、入口は全て塞がれていて、隙間からは粉塵が舞い出ていた。解体作業員の人たちは淡々と作業を続けており、僕に気づかない。時間が経つにつれ、建物はどんどん小さくなっていく。最後には、駅舎は完全に消えて、何もない空き地だけが残った。そこに立ち尽くしている自分を見ていた。 最近、職場の古い部署が別の階に移転することが決まったから、その喪失感が夢に出てきたのかもしれない。