地下鉄のホームにいたのに、プラットフォームが急に異国の市場に変わった。色鮮やかな布や野菜が積み重ねられ、聞き覚えのない言葉が飛び交っている。周りの人たちは自然に買い物をしていて、私だけが戸惑っていた。やがて電車が来たのだが、扉が開くたびに市場の風景が少しずつ消えていく。最後の扉が開いた時、ホームは完全に市場に変わり、電車は来ず、私はそのまま群衆に混ざっていった。目が覚めた時、なんだか世界の見え方が反転したような感覚が残っていた。 先週、旅行の計画を立てていて、見知らぬ場所への期待と不安が交錯していたのかもしれない。