エレベーターに乗っていた。扉が閉じると、壁が透明になった。外は深い海だった。水が静かに流れていた。階数表示は逆向きに進んでいた。下がるはずが上に進んでいた。エレベーターは揺れず、音もしなかった。ボタンを押しても反応しなかった。扉が開くと、別のエレベーターが見えた。その中にも人がいた。顔は見えなかった。扉が閉じた。また海が見えた。深くなっていた。光が消えていった。