商店街を歩いてたんだけどさ、いつもと違ってめっちゃ静かだったわけ。最初は何も気にしてなかったんだけど、途中で気づいたら全部のお店の看板が文字が逆さまになってて。焦りながら歩いてたら、八百屋のおっさんが『今日はセール品ばっかりだから見てけよ』って呼びかけてきた。その声がめっちゃ大きくてさ、いや待てよって思って振り返ったら、商店街全体が少しずつ色褪せてきたんだよね。最後には自分だけがカラーで、周りはモノクロになってた。変だなって思いながら歩き続けたら、商店街の突き当たりにでっかい鏡があってさ。映った自分の顔が笑ってた。自分が笑ってるはずないのに。その顔をずっと見てたら、その笑顔がどんどん大きくなってきてさ、もう気持ち悪くて。その瞬間、商店街全体が上下反転して……目が覚めた。起きてからもあの逆さまの看板のことがずっと頭に残ってるんだよな。