神社の境内にいた。石段を上ると、朱色の鳥居が何本も連なっていた。奥へ進むと、社殿の前に白い石の狛犬が置かれていた。その狛犬が動いた。四足で歩き始め、私を追った。逃げて階段を下りると、参道の両脇の木々が次々と倒れた。倒れた木の根元から、水が湧き出した。足元まで水が来た。振り返ると、狛犬は水の中で立ち止まっていた。その目が光った。音がしなかった。