駅のホームにいた。周囲は薄暗く、駅名を示す看板が見えない。乗っていた電車が到着し、ドアが開く。何か叫ばなければならないことがあった気がするが、口を開いても音が出ない。喉が詰まったような感覚。焦りながらも、何を言うべきだったのか思い出せない。乗客たちが次々と降りていく。気づくと自分も一緒に降りていた。ホームの端に立つと、周囲の風景がぼやけて変わり始める。どこの駅なのか分からない。階段を上ると、見たことのない町に出た。建物の配置も道の形も、どこか不自然で歪んでいる。振り返ると駅がもう見えない。声を出そうと何度も試みたが、やはり音は出なかった。