私は深い森の中に立っていました。木々は空を覆い隠すほど高く、葉擦れの音だけが響き渡ります。地面には、見たことのない奇妙な植物がうねるように生え、その間を細い獣道が続いていました。 道を進むと、突然、足元がぬかるみ、私は泥の中にゆっくりと沈んでいきました。もがけばもがくほど深く沈み、冷たくて重い泥が全身を包み込みます。恐怖を感じながらも、なぜか抵抗することができませんでした。 完全に泥に覆われたと思ったその時、意識がふっと軽くなり、私は泥の中から抜け出していました。しかし、体は以前よりも小さく、手のひらほどの大きさになっていました。目の前には、巨大な木々の根が絡み合い、まるで迷路のようになっています。私はその根の間を必死に這い進みました。 そしてたどり着いたのは、根元に開いた真っ暗な洞窟でした。そこから漂うのは、懐かしいような、それでいて恐ろしいような、複雑な匂い。引き寄せられるように洞窟の中へ足を踏み入れると、奥から微かな光が漏れていました。光の源へと向かっていくと、そこには小さな扉がありました。扉は固く閉ざされており、開けることはできませんでした。