見慣れない古い図書館にいました。床から天井まで本がぎっしりと並んでいて、埃っぽいけれど、どこか懐かしい匂いがしました。奥へ進むと、一冊だけ、表紙のない古い本が床に落ちていました。何かに引き寄せられるようにそれを拾い上げると、文字が書かれているはずのページはすべて真っ白でした。その時、どこからか小さな子供のすすり泣く声が聞こえ始めました。声はどんどん大きくなり、まるで本の中から聞こえるようでした。恐ろしくなって本を閉じると、手のひらにひんやりとした何かの感触が残りました。もう一度本を開くと、真っ白だったページに、血のような赤いインクで、たった一言、「開けて」と書かれていました。その瞬間、図書館全体が歪みだし、私は息苦しさで目が覚めました。