ホテルの廊下にいた。壁は薄いベージュで、天井は高かった。廊下の両側に部屋のドアが並んでいた。歩いていると、ドアが次々と開いた。中から人が出てくるのではなく、部屋の中が見えた。誰もいない部屋ばかりだった。廊下の奥に進むと、窓が見えた。窓の外は真っ暗だった。時間が分からなかった。廊下の長さが変わっていた。さっきより長くなっていた。足音が聞こえた。自分の足音ではなかった。振り返ると、廊下は空だった。音はしなくなった。歩き続けた。