子どもの頃に住んでいた家が目の前にあった。古い木造の家で、壁は剥がれ落ちかけていた。中に入ると、階段を上ろうとしたのだが、一段踏み出した瞬間に床が抜けて、そのまま落ちていった。落ちながら、周囲の壁が次々と消えていく。やがて家全体が上から崩れてくるのが見えた。落ち続けているのに、着地することはない。ただ暗い空間の中を静かに下降し続けていた。