古い温泉旅館の廊下を歩いていた。障子が並んでいた。奥へ進むと浴場があり、湯気が立ち込めていた。湯船に浸かると、底から石が浮かび上がってきた。石には文字が刻まれていたが読めなかった。浴場の壁が徐々に透き通り始め、外の景色が見えた。雪が降っていた。旅館の玄関に戻ると、受付の女性がいた。彼女は何も言わず、鍵を渡した。その鍵で開けた部屋は、別の旅館の部屋だった。窓の外に同じ旅館が映っていた。