桜並木の道を歩いていた。両側から花びらがひっきりなしに落ちてきて、足元が薄紅色に染まっていく。何か大切なものを探しながら歩いているという感覚があったが、何を探しているのかは思い出せない。進むにつれて花びらは増え、やがて膝まで積もるようになった。立ち止まると、ふと気づく。花びらの中に、去年会えなかった友人の姿が見える。呼びかけようとしたが、声が出ない。花びらの波に包まれるように、その人の姿は消えていった。 最近、昔の友人と連絡が取れていないことが気になっていたから、それが夢に出てきたのかもしれない。