高速道路を車で走っていた。前方の看板が次々と現れるのだが、どれも時計の文字盤になっていて、針がくるくる回転していた。読もうとしても数字が定まらず、時刻がわからない。焦ってきて、ルームミラーを見ると、後ろから同じ看板が追いかけてくる。アクセルを踏むと道路が上り坂になり、やがて雲の中に突入した。視界が白くなって、気づくと私は車から降りていた。足元は柔らかい雲で、周囲の看板も浮かんでいる。もう焦りはなく、ただ静かに立っていた。