懐かしい駅のホームにいた。向こうから母が歩いてきて、手を振っている。もう亡くなって 5 年経つのに、生きているときと同じ顔で、同じ歩き方をしていた。近づくと、母の隣に誰かがいる。元彼女のような気がするのに、顔がはっきりしない。母が『この子があなたのこと探してたよ』と言うと、その人が微笑む。私は何か大事なことを忘れている気がして、必死に思い出そうとするが、思い出せない。ホームの奥へ二人は歩いていき、私が追おうとすると電車が来て、視界が白くなった。