川辺にいた。水は濁った茶色で、流れが速かった。対岸に誰かが立っていたが、顔は見えなかった。川の中に石が積み重なっていて、その上を歩こうとした。石は湿っていて滑りやすかった。一歩進むと石が沈み始めた。水が膝まで来た。対岸の人物が手を挙げた。川の音が大きくなった。振り返ると、上流から木の枝が流れてきた。枝は絡み合い、塊になっていた。それが近づいてくる音がした。足が動かなかった。