最初は、川辺の砂浜で一人たたずんでたんだけどさ、水面がすごく透明で、底の方に古い木製の箱が沈んでるのが見えたわけ。気になって仕方ないから、靴を脱いで水に入ったら、途中で足が勝手に進むようになって、自分の意思じゃなく川の中を歩いてたんだよ。怖いとかじゃなくて、なぜか自然で。箱に近づくと、蓋がゆっくり開いて、中から手紙が浮かぶんだけど、文字は読めなかった。その時、後ろから声が聞こえて、振り返ったら子どもの頃の自分がいたんだって思って。何も言わずに笑ってるだけなんだ。最後には、川全体が光って眩しくなって、気づいたら砂浜に戻ってて、子どもの自分は消えてた。目が覚めてから、最近写真を整理してて子どもの頃の思い出を見つけたばっかだから、それが頭に残ってたのかもな。