山道を一人で歩いていた。周囲は深い森で、薄暗い光が枝葉の隙間から落ちていた。道は次第に狭くなり、やがて獣道のようになった。足元は苔むしていて、踏み外さないように注意しながら進んだ。どこへ向かっているのか目的は曖昧だったが、進まずにはいられなかった。やがて道が開け、小さな湿地に出た。水面が鏡のように静かで、自分の姿が映っていた。その顔は現在の自分ではなく、もっと若い頃の顔をしていた。驚いて身を乗り出すと、水が波立ち、像は消えた。 最近、転職を検討していることもあり、人生の分岐点について考えることが多かったから、そういう迷いや自問が夢に現れたのかもしれない。