商店街を歩いていた。昼間なのに人通りが少なく、店の多くがシャッターを閉じていた。ただ一軒だけ、古い雑貨屋が営業していて、暖かい光が漏れていた。中に入ると、店主が笑顔で迎えてくれた。陳列棚には懐かしい日用品ばかり。昭和時代の缶詰、古いラジオ、手作りの看板。店主と世間話をしていると、いつの間にか夕方になっていた。帰ろうとすると、店主が「また来てね」と手を振ってくれた。街を出ると、商店街全体がオレンジ色に染まっていた。 最近、会社の近所の古い商店街が次々と閉店しているのを見かけるから、そういう喪失感が夢に表れたのかもしれない。