最初は、知らない式場にいるんだけどさ、誰の葬式なのかわからないままスーツを着てた。周りに人がいっぱいいるのに、顔が全然見えないんだよ。霧がかかってるみたいな感じで。 途中で、棺桶の近くに行ったら、中に自分がいるんだ。でも生きてるように見えてさ、目をパチパチさせてるの。焦った。これどういうことだよって思って。 そしたら棺桶の自分が笑い始めて、『お前が参列者だったんだ』って言うんだよ。意味わかんなくて、周りを見たら参列者たちが一斉にこっち向いて、全員が同じ顔してる。自分の顔だ。 最後には、式場がグルグル回転し始めて、棺桶も自分も全部浮かぶんだ。落ちるんじゃなくて、ふわふわ上に昇ってく。怖いっていうより、切なかった。誰かに呼ばれてるような感じがしてさ、振り返ると一番奥に本当の自分がいて、手を振ってる。そこで目が覚めた。