高校時代に好きだった子が、雨の中で傘を持たずに立ってるんだけどさ。俺が走って近づこうとしたら、その子の周りだけ雨が止むわけ。不思議だなって思ったら、その子が笑ってて「ずっと待ってた」って言うんだよ。途中で場面が変わって、今度は二人で誰もいない駅のプラットフォームにいるんだけど、電車が来る音が聞こえるのに全然姿が見えない。焦ったんだけど、その子の手を握ったらすごく温かくてさ、安心したんだ。最後には電車が来て、俺たちが一緒に乗るんだけど、車内は真っ白で何も見えなくなる。その子の手だけがずっと温かいままで、目が覚めた時にはそれでも手の温かさを覚えてたんだよ。切なくもあって、懐かしくもあるような、そんな気分が朝までずっと残ってた。