古いお寺の境内にいた。石段を上ると、本堂の扉が半開きになっていた。中に入ると、畳の上に白い布がかけられた物体が置かれていた。布をめくると、それは鐘だった。鐘を叩くと、音が出ず、代わりに砂が落ちた。砂は床に積もり、やがて足首まで達した。逃げようとしたが、体が重くなり、動けなくなった。窓から外を見ると、参道の両側の木々が揺れていた。風の音は聞こえず、ただ枝が動いていた。