夜の公園にいた。ベンチに座っていると、砂場から白い砂が風もないのに舞い上がった。砂が人の形をしていた。複数の砂の人影が遊具の周りを歩いていた。滑り台を登り、降りる動作を繰り返していた。音はしなかった。池の方を見ると、水面が鏡のように静止していた。自分の顔が映っていなかった。砂の人影たちが池に向かって歩き始めた。私も立ち上がって後を追った。池の縁に着くと、砂の人影たちが一列に並んでいた。水に入ると、砂は溶けずに沈んでいった。私も水に足を入れた。冷たくなかった。感覚がなかった。