薬局の奥の棚に入った。白い瓶が無数に並んでいた。瓶の中身は液体ではなく、小さな音声だった。一つ手に取ると、誰かの笑い声が聞こえた。別の瓶を開けると、雨の音がした。棚の奥へ進むと、瓶の数が増えていた。通路は狭くなり、瓶は床まで積み重なっていた。どの瓶も同じ形で、ラベルは全て白かった。薬剤師の姿は見えなかった。瓶を踏むと割れて、音が漏れた。その音は自分の声だった。