地下鉄のホームにいた。電車は来ず、ただ線路が奥へ続いている。周りに人はほとんどいなくて、薄暗い照明の中、私は何か待っている感覚があった。ふと気づくと、ホームの壁が少しずつ傾き始めた。不思議と怖くはなく、むしろ静かに観察している自分がいた。やがてホーム全体が斜めになり、私の足元から線路が見え始めた。そのとき、遠くから電車の音が聞こえて目が覚めた。 最近、通勤ラッシュの時間帯を避けて朝早く出社するようにしたから、いつもと違う静かな駅の風景が頭に残っていたのかもしれない。