朝の満員電車に乗ってたんだけどさ、ふと窓の外を見たら見たことない駅が見えてさ。思わずボタン押してしまったんだよね。降りたらさ、駅舎がめちゃくちゃでかくて、天井が見えないくらい高いわけ。駅員さんがいないし、周りに人もいない。ホームの奥に赤い電話ボックスがあって、なぜか無性に気になって歩いて行ったんだ。電話を取ったらさ、誰も喋ってないのに『ここにいたらダメ』って聞こえたんだよ。焦った。急いで階段を上ったら、さっきまで満員だった電車がもう発車してて、次の電車が来るまで六時間あるって掲示板に書いてあったんだ。その時点でヤバいと思って、階段を下りようとしたんだけど、さっき降りたホームが別の景色になってたんだよね。砂漠みたいになってた。そしたら背後から『待ってた』って声がして、振り返ったら自分のもっと年上の俺がいたわけ。何これって思って。そいつが『ここが最後の駅だ』って言ったところで目が覚めちゃった。