バス停で次のバスを待っていた。時刻表を見ると、予定の便はもう来ていたはずなのに、画面には「運行中止」と表示されていた。周りには数人の乗客がいたが、誰も動かない。やがて、方向の異なるバスが次々と来ては去っていった。自分の行き先は書かれていないのだ。焦りながらも、なぜか動けずにその場に立ち続けていた。やがて気づくと、バス停の時刻表そのものが古くなっており、もう何十年も更新されていないようだった。 最近、仕事の異動で通勤ルートが変わり、新しいバス停を使い始めたばかりだった。まだ土地勘がなく、どこへ向かうべきか少し迷っている気持ちがあったのかもしれない。