最初は駅のホームにいたんだけどさ、夜中の 4 時くらいの薄暗い時間帯。誰もいない駅で、電車が来るのを待ってるって思って立ってたわけ。そしたら途中で、あ、ヤバい、荷物がないことに気づいちゃった。いつも持ってるカバン、どこにもない。焦った。駅員に聞こうと思って振り返ったら、もう駅舎自体がなくなってて、周りは真っ暗な空き地になってた。 最後には、その空き地の奥のほうから、自分の部屋の親友が歩いてくるんだけど、その人が『お前のカバン、俺の家にあるぞ』って言ってくれた。安心したというか、ホッとしたな。でもその瞬間、空が夜明けみたいに薄紫色に変わり始めて、朝日が差し込んできたんだ。親友の顔がだんだん見えなくなって、最後には光に包まれちゃったんだけどさ、なぜか悪い気分じゃなくて、むしろ大事なもんは誰かが守ってくれてるんだなって思わされたわけ。