空港のロビーにいた。天井が異常に高く、床は鏡のような素材だった。搭乗口の表示板が次々と消えて、新しい文字が浮かぶ。誰もいない。歩くと足音がしなかった。奥の方に自動ドアがあり、開くと同じロビーが繰り返されていた。壁の時計の針が逆回転していた。アナウンスが流れたが言葉ではなく、金属音のような音だった。ポケットに搭乗券があったが、目的地の欄は空白だった。